【セミナー潜入レポ】SABICの現場に潜入!サステナものづくりの知見を深める:PR
2023.08.02
2023年6月9日、栃木県真岡市にあるSABICスペシャリティ―事業部総合技術研究所にて、セミナー「高機能樹脂を用いたサステナビリティ・ソリューション」が開催されました。同社が初めて行うこの試みに、なんと応募企業は100社以上。その中からおよそ30社が招待されました。

セミナーは社長の松林氏によるあいさつからスタート。「このセミナーが終わったあと、また来てもらって一泊し、餃子を食べながらでも御社の課題解決に向けて話し合いたい」という熱い言葉に、緊張気味だった参加者たちの表情もほぐれます。

当日の構成はサステナビリティをテーマとした多様なセミナー。休憩を挟み、研究所を見学するというラボツアーと、一日中ぎっしりと詰まった充実のプログラムでした。
セミナーの内容はどれもサステナビリティをテーマとしながらも、SABICによる多岐に渡る取組みについての説明や、提案がなされました。どのセミナーもとても興味深いものでしたが、今回は2つご紹介いたします。
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「SABICスペシャリティー事業部の環境に対する材料からのアプロ―チ」では、SABICが行っているメカニカルリサイクル、ケミカルリサイクル、植物由来再生可能プラスチックについての概況が説明されました。メカニカルリサイクルとは、市場から回収されたリサイクル原資にバージン材料をコンパウンドし、バージン材料に近い物性を実現。
ケミカルリサイクルとは、廃プラスチックを化学的に分解し原料に変えて再利用する方法。SABICでは独自の特許技術を用いて市中で回収された使用済みペットボトルだけでなく、SDGsでもテーマに挙げられている海洋ごみから回収されたペットボトルをケミカルリサイクルしてバージンと性能の変わらないポリブチレンテレフタラート(PBT)樹脂を作り出しています。この樹脂を使用することで、リサイクル材料を用いた製品として自社製品のブランディングにも活用できるという提案がされました。
「ポリカーボネート系材料の成形サイクルタイム短縮によるエネルギー削減」では、成形サイクルタイムを短縮するためのアプロ―チを射出成形技術と高機能樹脂の両面からのアプローチで、より効果的に行うための方法や、具体的な数値を提示した実践的な内容でした。
その他にも「環境対応技術の動向」「加飾性・耐候性・耐傷付き性に優れた樹脂による塗装レスソリューション」「クッションレス・グリースレス化によるきしみ音対策の提案」「二色成形品のモノマテリアル化によるリサイクル性向上」という、実に多岐に渡るセミナーが行われました。

SABICによるこれらの提案はいずれも、サステナビリティやカーボンニュートラルといった社会的な問題に貢献しつつも、企業のブランド力向上やコスト削減、付加価値の付与といった更なる価値を同時に提案するものです。高機能プラスチックというと、金属の代替として用いられるというイメージで語られることが多いですが、それだけではなくもっと広い分野で、現在のプラスチックを取り巻く環境や問題点をクリアすることができる手段であるという新しい視点で語られていたのが特に印象的でした。
おいしいお弁当のあとには、自由にショールームを見て回ることができました。
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参加者たちがSABICのスタッフや、時には社長から直接製品について熱心に話を聞いている姿があちこちで見られました。ショールームの展示も見ごたえ抜群。自動車関係から、医療機器、什器、雑貨に至るまで多種多様な製品が展示され、中には身近な生活の中で目にしたことがあるものも。「こんなものにまで使われていたのか」と驚いた人も多かったようです。
後半はお待ちかねのラボツアー。射出成形機や押出成形機が置かれた成形室や、さまざまな分析機器がそろっている分析室。

そして検証や実験を行っている実験室。それぞれの機器についての説明だけでなく、セミナーで学んだきしみ音の実験を目の前で見せてもらうことで、先ほどの学びや気づきが、実感を持って理解することができます。
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さまざまな光源が設置された部屋で、ラメやパールの入ったカラープレートを手に取って見比べてみたり、ブラックライトに当ててみたり。どんな色や形にも変化するプラスチックの魅力が伝わってきます。
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プラスチック製品がどのように作られているのか、そしてどのような検証や実験を経てエンドユーザーへ届くのか。プラスチックにあまり馴染みのない参加者も多かったようで、皆さんとても興味深そうに眺めている姿が印象的でした。
今回のセミナーの参加者たちに感想を伺いました。
「脱プラの世の中でプラ業界はどのように対応しているのかを知ることができた」「金属については知識があるが、樹脂は詳しくないので成形機を見るのも初めて。とても勉強になった」「SABICとは長い付き合いがあるが、内部に入ることができたのは初めてでとてもうれしい」と言ったお声がありました。今回の参加者は自動車や医療機器だけでなく様々なジャンルの企業がそろっていました。プラスチックや成形工場になじみがある方でも、材料メーカーの内部に入り、話を聞くというのはとても希少な体験です。また、普段プラスチックを扱っていない方でも、知識があれば課題解決の糸口としてプラスチックという選択肢が増えるかもしれません。そうした意味でも、普段の業務へ役立てる良い機会となったのではないでしょうか。
最後に、主催したSABICの方にもお話を伺いました。

佐藤さん(技術部、シニアエンジニア)SABIC総合技術研究所(SHPPジャパン合同会社)
「大成功だったと思います。新規のお客様が多く、個別にフォローアップしてご縁を築いていきたいと思います。このようなセミナーは今後も続けていきますので、今回お呼びできなかった企業様もご招待する予定ですのでお楽しみに」
――SABICの魅力がたっぷり詰まったセミナー。きっと参加された方も、自社に持ち帰ってシェアしたくなる体験だったのではないでしょうか。スタッフの方々は皆さん気さくで、たくさんのお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました!
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★SABICのセミナーの次回は、11月頃開催予定です。(次回内容につきましては検討中です:本記事掲載時点)内容や今後の予定などにつきましては、SABIC(SHPPジャパン)までお問い合せください。
お問い合わせ | SHPPジャパン合同会社 (plabase.com)
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■PlaBaseWebサイト内に開設
SABICスペシャリティー事業部製品紹介サイト
提供:SHPPジャパン合同会社
制作:PlaBase編集部/金森産業株式会社

PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。
