PlaBase

とうもろこし由来でん粉70%のバイオ材料「スタークロス70PPi」の実力:PR

2024.05.13

Image

でん粉ならではの強みが活きた優れた特性

とうもろこし原料由来のでん粉・糖化品を中心とした素材などを製造・販売する日本食品化工株式会社は、でん粉を70%含有する、国産ポリプロピレン系材料(マスターバッチ)「スタークロス70PPi」を提供している。同製品はバイオマスマーク認定商品であり、食品衛生法における容器包装規格にも適合している。

スタークロス70PPiをポリプロピレンに73%以上混合することで、でん粉配合率は51%以上になり、プラスチック識別表示が不要になる。また、廃棄後に焼却したとしても、プラスチックと比較してCO2排出量が少なくなる。

同製品は、でん粉のフィラーとしての作用で成形収縮率を下げられ、バイオマス原料で課題になりやすい成形性についても良好である。かつ成形品にもバイオマス原料由来の独特なにおいが生じづらい。さらに、熱たわみ温度が高くある程度の加熱にも耐えられ、静電気が発生しづらくほこりなどの付着を防ぐことも特色だ(表1)。

Image

表1:製品配合率やバイオマス度の違いによる物性の変化

こうした特徴から、射出成形や押出シート成形、異形押出、真空成形、射出発泡成形、ブロー成形、インフレ成形と幅広い成形法に対応可能な他、紡糸の材料としても採用可能だ。現在も、顧客と共にさまざまな工法についてテストを進めているという。


Image

成形事例

長年培ったでん粉の知見

「でん粉を用いたプラスチック材料については、当社で1990年代から研究を進めていました」と日本食品化工  研究所研究二課の高口氏は話す。

スタークロス70PPiの製品化の検討が始められたのは、2020年頃。国内で社会や産業での環境問題への意識の急速な高まりの中で、顧客からプラスチックに配合可能なでん粉について問い合わせを受ける機会が急増したことが製品化のきっかけになった。

「トウモロコシから得られるでん粉粒子を壊すことなく、プラスチックに練りこむ技術の難易度が高いです」と高口氏が言うように、他社が容易に真似できないことである。この基礎技術はこれまで同社が培ってきたでん粉の取り扱いの知見を生かし、長年かけて開発してきたものであるという。


Image

スタークロス70PPiの外観(左)と成形事例(右)

でん粉ならではの特徴として、成形品表面がさらっと滑らかな触り心地になり、サステナブルな素材採用に積極的な化粧品業からの引き合いも多いという。もちろん、食衛法対応で、かつにおいがほとんど感じられないことから、食品ボトルや食器などでの採用も検討されている。ただし、これ以外にも多岐にわたる分野からの問い合わせがあり、「さまざまな分野で使用していただきたいです」(高口氏)とのことで、これから思わぬ分野での採用や、ユニークな製品の誕生にも期待がかかる。

今後は、食品・飲料関係など従来強かった業種の他、化成品など工業系の顧客をより拡大していきたいとのこと。ポリプロピレン以外に、ポリスチレンにでん粉を練りこんだ材料も上市予定だ。

☆本製品にご関心ある方は、カタログをダウンロード!


Image

PlaBase
PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。