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量産を意識して製品設計をする【01 抜き勾配】 :これってどうやって作るの?プラスチック製品のつくりかた⑧

2024.07.29

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この記事では…

金型設計の際に不可欠な抜き勾配について説明する。

(執筆:落合孝明/モールドテック)


⁠⁠>>前回の記事

⁠プラスチックを量産する際には金型が必要になります。製品設計の段階で、金型で成立する形状を設計している必要があります。そのうちのひとつが『抜き勾配』です。抜き勾配とは、成形品を金型からスムーズに取り出すためにその製品自体に付けた傾斜のことを言います。

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⁠⁠勾配が付いていない場合の金型の動きを見てみると、一見問題無さそうですが、金型が開くときや製品を突き出す際に成形品と金型がこすれてしまいます。そうすると成形品の意匠面に傷がついてしまいますし、成形品の離型性も悪くなります。⁠金型にも負荷がかかってしまいますので、金型や成形品の破損に繋がります。
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⁠一方で勾配がついている場合には、金型が開く時や金型から成形品が突き出されるときに、金型と成形品は離れながら動きます。当然、型が開くときには成形品の意匠面をこすることなく開きますし、成形品の離型性も良くなります。

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⁠このように抜き勾配は金型で良品を成形するためには欠かせないものであり、製品設計の段階から抜き勾配を考慮しておくことでスムーズに金型へ移行することができるようになります。


⁠(次回につづく)

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>>>>連載「これってどうやって作るの プラスチック製品のつくりかた」一覧 

著書

『金型設計者1年目の教科書』(日刊工業新聞社)『すぐに使える射出成形金型設計者のための公式・ポイント集』(日刊工業新聞社)『プラスチック製品設計者1年目の教科書』(日刊工業新聞社)

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落合 孝明(おちあい・たかあき)

1973年生まれ。株式会社モールドテック代表取締役(2代目)。デザインとエンジニアリングの両面から製品開発の支援をする設計屋。アイデアや現品からのデータ製作や製造手配まで製品開発全体のディレクションを行っている。文房具好きが高じて立ち上げた町工場参加型プロダクトブランド『factionery』では、第27回日本文具大賞機能部門優秀賞を受賞している。

著書:『金型設計者1年目の教科書』(日刊工業新聞社)『すぐに使える射出成形金型設計者のための公式・ポイント集』(日刊工業新聞社)『プラスチック製品設計者1年目の教科書』 (日刊工業新聞社)

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