サステナな自動車づくりを一緒にさせてください! ――軽量・高信頼性のエンプラ「SPS」と出光興産:PR
2025.02.17
2025年3月14日、出光興産がウェビナー『コストも性能も両立! 自動車業界のサステナビリティに応えるSPS樹脂』を開催します。
このウェビナーでは、製品の性能向上に向けた「小型軽量化」と「環境信頼性向上」をテーマに、SPSの特性やその可能性について解説します。e-パワートレインやサーマルマネジメントなどの最新の事例をご紹介します。合わせて、SPSの将来展望や、石油化学メーカーとしての出光興産自身の脱炭素の取り組みについても詳しくお話しします。
さて今回は、本講演で登壇する出光興産の武 喜郎氏に、自動車業界の開発現場がサステナブル対応に取り組むにあたって、どのような課題に直面しているのかをお尋ねしつつ、ウェビナーの聞きどころについてもお尋ねしました。
――武さんは現在、出光興産においてどのようなミッションを担っていらっしゃいますか?
武:出光本社のエンジニアリングプラスチックの営業部門で、自動車部門の販売統括をしています。『出光のオリジナル素材「SPS」の可能性を最大限に高め、自動車業界へ浸透を図る』ということをミッションとしています。
以前は、SPSの材料開発エンジニアやアメリカでのエンプラの販売統括をしていました。その後、出光に技術戦略部門が立ち上がり、2020年から2年ほど在籍しました。技術戦略部門にいた当時、 素材とエネルギー、いずれにおいてもサステナブルな対応が求められてきていることを実感していました。燃料も化学も両方担うこの会社で、どのような社会課題解決の提案ができるかを検討していました。
樹脂という素材のサプライヤーとしてお客様に、低CO2排出量材料や、バイオマス素材、ケミカルリサイクル対応などさまざまなオプションをご用意しつつ、新たな社会システムに組み込んでいく形をみんなで模索していく必要があると感じています。
――自動車業界におけるサステナブルの取り組みの現状について教えてください。
武:包装資材やペットボトルのリサイクルなど、サステナブルな取り組みやルール作りに関しては欧州がリードしていると思います。一方で、自動車業界の法規制などの対応は、包装業界等に比べると少し遅れているように思います。
2023年発表のELV指令改正案では、欧州で販売される自動車に、PCR(ポストコンシューマーリサイクル材)由来のリサイクルプラスチック材料を25%、うちELV(End-of-Life Vehicles=使用済自動車)由来のリサイクルプラスチック材料を25%使用することが義務付けられるとしています。また、2030年のELV由来のプラスチック回収量が、最小で1万5000トン、最大で7万トンに及ぶだろうという予測があります(※1)。日本国内のメーカー各社もこの動向を受け、まさに素材のリサイクルの対応検討をしていらっしゃる状況だと考えられます。
※1 矢野経済研究所
――自動車業界の皆さんは、サステナブル対応に関してどのようなことにお困りですか?
武:やはり、コストの部分で悩まれている企業様が目立ちますね。バイオマス材料やリサイクル対応による追加コストが、果たして、どのような市場価値を生み出すのか。それがまだ実際に生まれていない現状であることから、現実的な社会実装を検討することが難しい状況に置かれていらっしゃると推察します。
――エンジニアリングプラスチックのリサイクルにおいても、さまざまな課題があるそうですね。
武:汎用プラスチックについては、既に包装材など回収スキームや法規制の整備が結構進んでいます。一方、流通量の少ないエンジニアリングプラスチックにおいては、一部の企業内で少しずつ行われてきていますが、業界全体において分別回収の仕組みなどの整備がまだ不十分です。それがまず大きな課題の1つです。
またエンジニアリングプラスチックは無機フィラーなどを配合していることもありますし、リサイクルすることで特性が変化したり劣化したりする可能性もあります。リサイクル時の性能劣化を防ぐためにケミカルリサイクル(※2)の手法があるのですが、含有しているフィラーはリサイクルの過程で産業廃棄物となってしまうという課題もあります。
※2 回収したプラスチックを化学的に分解して原料の状態に戻すことで、バージン材相当の特性で再生させること。

SPSが使用される部品のイメージ
――今回のウェビナーは、サステナブル対応にお困りの方に向けた内容とお伺いしております。特に、どのあたりに注目してほしいでしょうか。
武:今回は自動車業界で、サステナブルな対応をする中で、コストの課題もきちんと解決したい方々にとって有意義な情報をお届けしたいと考えています。
自動車のe-パワートレインやサーマルマネジメント、コネクタやヒューズの設計製造などに役立つSPSの特性について、自動車業界での採用事例も交えて解説します。
SPSは、数あるエンプラの中で非常に軽量な素材であり、電気特性に優れることや、実使用環境での信頼性などにも優れています。小型化や軽量化による燃費効率の改善に貢献できると思います。優れた絶縁性も大きな特色であり、HPVやEVなど非常に高い電圧がかかる環境下で、省スペース化を図る手助けもできると思います。ほかにも、優れた耐加水分解性や耐薬品性、耐熱性……などSPSには自動車開発で活用するメリットがいろいろありますので、多くの皆さんにそれを知っていただけたらうれしいです。
石油精製と石油化学の両方の事業を手掛ける出光だからこそ実現できるバイオマス素材やケミカルリサイクルの計画や展望についても説明します。
――PlaBase読者やウェビナー聴講を検討されている方に向けてメッセージをお願いいたします。
武:ウェビナーの中では、SPSを使いこなしていただくための設計提案の基となるCAE技術の紹介もいたします。年々、開発スピードが早くなってきている自動車業界において、出光のCAE技術も活用し、皆様の開発期間短縮にも貢献できればと思っています。
私たちは、「皆さんと一緒に、モノづくりがしたい!」「お客様の材料技術部門でありたい!」という強い思いを持っています。まずは、ぜひウェビナーを聴講いただいて、気軽にお問い合せしていただきたいです。
【ウェビナー概要】
「コストも性能も両立!自動車業界のサステナビリティに応えるSPS樹脂」
- 日 時:2025年3月14日(金) 13:30~15:00
- 会 場:オンライン開催(ZOOM)
- 参加費:無料
■このような方にお勧めです!
「自動車部品でPPS、HTPA、PCT、LCPに代わる樹脂を探している」
「サステナブルな樹脂を使った提案がしたい」
「新しい素材を使った開発に興味がある」
「コストダウン、性能向上に課題がある」
ウェビナーについて詳しくは、出光興産SPS特設サイトでご確認ください。

PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。


