ポリカの部品が割れてしまった方は絶対来て――「PLASTIC JAPAN【東京展】」に出光興産が出展:PR
2025.10.15
「高機能プラスチック展 PLASTIC JAPAN【東京展】」が2025年11月12~14日、幕張メッセ(千葉県)で開催されます。同展示会は、高機能プラスチックの原料から成形加工、リサイクル技術まで、あらゆる技術が一堂に集まる専門展です。本展では、自動車、エレクトロニクス、医療機器など、幅広い分野での最先端のプラスチック技術や情報が一堂に会します。
同展示会に、総合エネルギー企業・出光興産が出展し、Si-PC「TARFLON NEO™(タフロンネオ)」を核とした新技術やソリューションを披露します。出光興産 先進マテリアルカンパニー 機能化学品部 米津 友希郎氏、同 斎藤あきほ氏に、今回の出展の見どころについてお尋ねしました。

(左)出光興産 先進マテリアルカンパニー 機能化学品部 米津 友希郎氏、(右)同 斎藤あきほ氏
――今回の展示会の目玉となる製品は何でしょうか?
米津:今回は、TARFLON NEO™をメインにご紹介します。TARFLON NEO™は、シロキサンを共重合することで、一般的なポリカーボネート(PC)の弱点である耐薬品性や極低温の衝撃強度を大幅に改善した、シロキサン共重合ポリカーボネート(Si-PC)です。「ポリカは割れる」というイメージをお持ちの方に、その常識を覆す性能を実感していただけると思います。

TARFLON NEO™と従来のPCとの比較:一般のPCよりも用途が広い
――「TARFLON NEO™」の強みについて教えてください。
斎藤:TARFLON NEO™の強みは、優れた衝撃特性、耐薬品性、耐候性で、さらに透明性や難燃性を兼ね備えたグレードのラインアップも豊富です。またTARFLON NEO™は、成形時の離型性や寸法安定性に優れており、電子機器の内部品の製造にも適しています。
>>「TARFLON」および「TARFLON NEO™」について、詳しくは特設サイトでもご覧いただけます。
――「ポリカーボネートが割れる」という課題は確かに多く聞きますが、TARFLON NEO™では具体的にどのように解決できるのですか?
斎藤:一般的なPCは、紫外線での劣化や、極低温域で割れやすくなります。一方、TARFLON NEO™は優れた耐候性と低温特性を兼ね備えているため、屋外使用や寒冷地での使用においても高い衝撃強度を維持できます。例えば、マイナス30~40度といった寒冷環境下でも割れにくく、粘り強く衝撃に耐えることができます。

さまざまな分野での採用事例
斎藤:TARFLON NEO™は、電子・電機、通信、家電、住宅設備、モバイル機器筐体、産業資材、自動車、医療電子機器など、既に多くの分野で採用されています。耐候性が高い素材なので、基地局など屋外設備の部品や筐体で活躍しています。また素手で触れる機会が多く、落下などの衝撃が加わりやすい製品で、例えばハンディターミナルやトランシーバー、バッテリーパックなどにも使われています。
耐薬品性に優れているため、消毒液を使用する医療電子機器外装向けの器具はもちろん、常にハンドクリーム等にさらされるような電子器具にも使っていただけるので、美容関連の機器でも評価をいただいています。耐熱性も高いので、ドライヤーなどの熱にさらされる場合も安心です。

ヘルメットのバイザーでの用途例
斎藤:さらに非常に強靭なプラスチックでありながら透明度が大変高いため、ガラスの代替材料として使用することができ、軽量化も実現できます。この特性が評価されて、ヘルメットのバイザー部分、自転車用LEDや駐車場の地面誘導ライトカバーなどの光学品、測定器外装部品などで採用実績があります。
――今回の展示会では、特にどのような業界・用途に訴求していきたいですか?
米津:今回は「難燃」「透明」「環境配慮」の3つのテーマを掲げ、既存グレードに加え、開発中の新グレードもご紹介します。
リサイクルグレードの開発品「AC1080MR」は、バージン材同等の物性および難燃性を保持しています。一般的なリサイクルPC製品の色は暗い色に制限されていることが多いですが、「AC1080MR」では白色等の明るい色にも着色することが可能です。また、PCR材比率は最大60%までをラインアップしているので、もしご要望の比率があればご相談ください。
欧州をはじめとする環境規制に対応した「PFAS-Freeグレード」では、開発品「ZJ1940PF」「ZJ1980PF」をご紹介します。‐60℃の低温環境や高温多湿環境での耐久性、耐薬品性、耐候性に更に優れたグレードです。 この他にも製品展示を計画しているので、詳しくはぜひブースへお越しください。

――今後の展開についてお聞かせください。
斎藤:ガラス代替品を求めるあらゆる分野での市場開拓に注力していきます。例えば、太陽光パネルや鉄道車両の窓の軽量化などでお使いいただけると考えています。パネル本体が軽くなれば、運送時のコストや環境配慮にも効いてくるかと思います。 また、PFAS-Freeの難燃グレードなど、環境規制に対応した製品の販売や開発も引き続き積極的に進めていきます。
――最後に、展示会にご来場される方に向けてメッセージをお願いします。
斎藤:会場では、TARFLON NEO™のサンプルを実際に手に取ってご覧いただける他、一般的なPCとTARFLON NEO™の衝撃強度を比較する動画を大画面で流します。とてもインパクトのあるデモ動画なので、ぜひ会場でご覧いただきたいです。TARFLON NEO™の強さを直感的に理解していただけると思いますよ。自慢の透明度についても、ぜひサンプルでお確かめください。

米津・斎藤:「ポリカが割れたらタフロンネオ!」です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
☆展示会当日までに、よろしければ皆様のお悩みをお聞かせください!

【展示会概要】
イベント名:「高機能プラスチック展 PLASTIC JAPAN【東京展】」
会期:2025年11月12日(水)から14日(金)
会場:幕張メッセ
出光興産株式会社 小間番号:No.14-60
※本記事をご覧いただいた方で、当日ブースにお越しいただいた方には、先着30名様にノベルティをプレゼントいたします。ぜひお声がけください。
>>「TARFLON」および「TARFLON NEO™」について、詳しくは特設サイトでもご覧いただけます。

PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。
