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中国「第15次5カ年計画」で拡大する市場―― 上海で4月開催の「CHINAPLAS 2026」の見どころは?

2026.03.25

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プラスチック・ゴムの国際見本市「CHINAPLAS 2026(第38回 国際プラスチック・ゴム産業展)」が、2026年4月21~24日に、中国・上海の虹橋国家会展中心(NECC)で開催される。

展示面積は39万平方メートルを超え、世界40カ国・地域から4900社以上の企業が出展し、32万人の来場者を見込んでいる。現在、公式Webサイトでは事前来場登録を受け付けている。

今年の展示会テーマには「トランスフォーメーション・コラボレーション・サステナビリティ(変革・協働・持続可能性)」が掲げられている。

日本でおなじみのグローバル企業が最新技術を披露

日本市場では、自動車産業などを中心に再生素材やバイオプラスチックへのシフトが加速している。同展示会では、日本企業を含むグローバルメーカーが多数出展し、最新の材料技術や成形技術を披露する。

素材・化学分野では、三菱ケミカル、デュポン、BASF、ダウ・ケミカル、LG化学などが最先端技術を提示しする。複合材料分野では日本電気硝子などが出展する。また、機械・自動化装置分野では、日本にルーツを持つ大連トタニをはじめ、EngelやHuskyといった著名メーカーが幅広い成形機を展示する他、ABBなどが産業用オートメーション機器を展示する。

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中国「第15次5カ年計画」が牽引する巨大需要と、日本メーカーへの影響

2026年は、中国の新たな国家戦略である「第15次5カ年計画」の初年度に当たる。本展示会は、この政策実行と産業変革の「生きた実験室」としての役割を果たすと期待されている。

日本のプラスチック国内生産量は減少傾向にあり、国内市場の縮小や汎用品の輸入増加が進んでいる。こうした中、中国の新たな国家方針が生み出す巨大市場は、日本メーカーにとって極めて重要なビジネスチャンスとなる。同計画が推進する以下の主要政策が、日本企業にとっても大きな影響をもたらすであろう。

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新興産業の育成と、日本の高機能素材への需要拡大

現在、国策により、新エネルギー車(NEV)や空飛ぶクルマ(eVTOL)など、商業航空宇宙、人型ロボットといった新興産業が強力に推進されている。日本でも自動車の電動化や軽量化に伴い、剛性や難燃性、絶縁性に優れたエンジニアリングプラスチックの適用が拡大している。

中国の巨大なNEV市場やロボット産業の急成長は、スーパーエンプラや先端複合材料を強みとする日本の高機能素材メーカーにとって、輸出や供給拡大の重要な市場となる。

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グリーン変革の加速と、循環型経済における技術協業

中国では「生産・使用・リサイクル・再生」の循環を形成するサーキュラーエコノミーが強く推進されており、廃プラスチックを高品質な原料に戻すケミカルリサイクル技術などが注目されている。一方、日本国内でもトヨタ自動車などのティア1企業を中心に、欧州のELV(使用済自動車)規制を見据えた再生素材の活用や、解体しやすい製品設計への対応が急務となっている。

日中両国で環境対応の方向性が一致していることから、日本企業が持つ先進的なリサイクル技術や環境対応素材のソリューションを中国市場で展開したり、日中企業がグローバルなサプライチェーンを共同構築したりする動きが加速すると見られる。

高度な対外開放によるサプライチェーンの再構築

中国は国境を越えたサプライチェーンの構築や、双方向の投資協力(外資誘致と海外進出)を掲げている。外資系企業による中国への投資(工場の新増設など)も継続しており、日本の成形機メーカーや素材メーカーにとって、中国への直接投資や現地ニーズに合わせた連携を深める好機となる。

CHINAPLASは、こうした最新技術の交流とビジネス連携を促進する国際的ハブとして機能しているのだ。

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■参考リンク
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PlaBase編集部
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