SPSで次世代モビリティの挑戦を支えたい「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」に出光興産が出展:PR
2026.05.13
「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」が2026年5月27~29日にパシフィコ横浜で開催される。本展示会は、自動車技術の最前線を担う製品やサービスが一堂に集結する展示会だ。
出光興産は、今年も本展示会に出展。今回は、同社が世界で唯一製造・販売しているエンジニアリングプラスチックであるSPS(シンジオタクチックポリスチレン樹脂)「XAREC ™」の材料特性や新グレード、解析サービスを会場で披露する。特に車載機器関連で、高速通信、高CTI、サーマルマネジメントといったテーマに関心が高い方は要注目だ。
>>SPS「XAREC™」について、詳しくは特設サイトをぜひご覧ください。
今回の展示の見どころや、最前線の開発現場に向けた提案内容について、出光興産でSPSのマーケティングや営業を担当する山岸伸子氏に話を聞いた。

――今回のブースでは、どのような提案を予定されていますか?

SPSの想定用途
山岸氏: SPSは、優れた耐熱性や耐薬品性、耐加水分解性に加え、良好な電気特性・誘電特性を持つことが大きな特長です。加えて、SPSはエンジニアリングプラスチックの中でもトップクラスの低比重を誇る軽量樹脂であり、部品設計における軽量化ニーズにも対応しやすい材料です。さらに、製造工程がシンプルなことから製造時のCO2排出量も少なく、材料そのものの環境負荷が低い点もSPSの強みです。近年、自動車の車載部品には軽量化やCO2排出削減といった基本要件に加え、ADAS(先進運転支援システム)用センサーなどの高速データ伝送、バッテリーやインバーターのサーマルマネジメントなど高度な要求が増えています。 SPSは、低誘電率・低誘電正接といった特性から高速通信用コネクタに適しているほか、耐加水分解性と耐LLC(不凍液)性に優れるため、クーラントバルブなどのサーマルマネジメントシステム部品の課題解決にもお役立ていただけると考えています。
――今年注目してほしい技術や、新グレードについて教えてください。

山岸氏: 今回は、車載電装部品の電動化や高度化のニーズに応えるXAREC™の新グレードをいくつかご紹介します。1つは、表面実装(SMT)コネクタ向けの新グレード「S145」です。車載電装部品の高密度実装化と工程省力化でリフロー対応コネクタの需要が拡大していますが、S145は、リフロー処理後の収縮率や異方性が非常に小さく、端子の良好なコプラナリティ(平坦度・寸法安定性)を実現します。これに加えて、SPSは吸水率が低くリフロー処理時のブリスター(膨れ)が発生しにくい特長があります。
高電圧部材向けのグレードラインアップも拡充しています。耐トラッキング性(CTI 600V)と軽量性を両立した「S137」や、さらに耐ヒートショック性とV-0難燃性を兼ね備えた「S840」などにもぜひご注目ください。モーターターミナルやバスバーインサート部品など、用途や必要な機能に応じて最適なグレードをご紹介させていただきます。
――材料自体の展示のほかに、見どころはありますか?
山岸氏:会場では、「CAE解析(シミュレーション)」によるサポート体制についてもご紹介します。製品のヒートショック割れや成形時のそり・残留ひずみの要因探索はもちろん、ネジの締め付け割れ対策やトルク管理、ポンプの羽根車形状による流体課題の予測、さらには放熱・熱伝導といった熱課題まで、設計から金型、試験に至る各ステージにおいて、当社でどのようなサポートができるかご紹介します。

シミュレーションによる設計・成形加工条件の提案など
山岸氏:またSPSは、押出成形が可能で折り曲げ加工といった二次加工も可能です。今回は、押出成形シートの展示も行います。耐トラッキング性(CTI 600V以上)や耐冷媒性を活かし、密閉型モーター向けの絶縁紙の代替としても使っていただけるのではと考えています。

山岸氏:さらに、マスバランス方式によるバイオマス由来SPSのご提供も可能です。SPSはもともと、エンプラの中でもサステナブルな素材でもあります。自社での一貫した製造プロセスにより、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減に貢献できると考えています。
――最後に、来場される方に向けてメッセージをお願いします。
山岸氏: SPS「XAREC™」は、他の材料では解決の糸口が見えない課題に対しても、SPSならではの特性を活かしたブレイクスルーを生み出せる可能性があります。材料選びのお悩みから、設計のお困りごとまで、各ステージの課題について、ぜひざっくばらんに、何でもご相談いただければ幸いです。会期中は、多くの皆さまとお話しできるのを、心から楽しみにしております。
>>SPS「XAREC™」について、詳しくは特設サイトをぜひご覧ください。
【展示会概要】
イベント名:「人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA」
日 時:2026年5月27日(水)~ 5月29日(金) 10:00 ~ 17:00
会 場:パシフィコ横浜 展示ホール・ノース
出光興産株式会社 小間番号:291
入場には事前登録(無料)が必要です。詳しくは公式Webサイトをご覧ください。
>>人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA

PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。
