PlaBase

必要なところに、必要な機能を――予防も補修も叶える「西山金属」のハードフェイシング技術 -PR-

2026.08.19


Image


⁠金属価格や石油価格の高騰、さらにはレアアースなどの調達リスクは、すでに日本の製造業にとって喫緊の課題となっています。これからの時代に求められているのは、サステナブル(持続可能)な事業です。

品質や効率を落とすことなく、より長く、時には補修しながら大事に設備を使っていくという課題に、技術で応えているのが、有限会社西山金属です。

 

 必要な部分だけを厚膜で強化する表面処理

例えば、近年使用が進んでいるPEEKなどのスーパーエンジニアリングプラスチックや樹脂強化プラスチックは、その特性ゆえに射出成形機などのスクリューを早く摩耗させてしまいます。また、高速化する工作機械や産業機械の摺動部、ピンチロールなどの大型部品において、一部が摩耗したからといってすべてを新品に交換していては、膨大なコストがかかってしまいます。こうした悩みを解決する手段が、「ハードフェイシング(硬化肉盛溶接)」です。

 「ハードフェイシングは決して最新技術というわけではなく、製鉄・製鋼業界や化学系、産業機械、建機関係などで一般的に用いられてきました。単に溶接で厚く盛るだけでなく、特性の異なる金属を溶接することで、耐摩耗性や耐腐食性といった付加価値をピンポイントで付与できる技術です」と語るのは、西山金属 代表取締役の西山祥太氏です。

めっきやDLCとは異なり、厚膜で必要な機能を加えられるのが最大のメリットです。摩耗してしまった消耗部を現物合わせで補修することはもちろん、設計段階から処理を行って長寿命という付加価値をつける予防にも対応でき、非常に使い勝手が良い手法だといえます。

Image

西山金属 代表取締役 西山祥太氏

 

激減するステライト職人。困難な課題にも対応

西山金属が業界屈指の技術力とノウハウを自負しているのが「ステライト(コバルト合金)」への対応です。ステライトは摩擦係数が低く、耐摩耗性・耐腐食性に優れる非常にバランスの取れた合金です。特に、耐高温耐摩耗性に優れるため、射出成形機のスクリューやシリンダー、バルブなど高温環境になる部位に最適です。

「その優れた特性の半面、加工が難しいため、近年は、ステライトの溶接ができる職人がますます減ってきています」と西山氏は現状について説明します。

 そうした中、西山金属はステライトの性能を最も引き出すことのできるガス溶接技術を得意としており、高い精度での加工を実現しています。西山氏は、材料メーカーでの開発にも携わっており、材料への知見はどこにも負けないという自負があります。

ハードフェイシングでは、母材と肉盛材の組み合わせによって、加工性や仕上がり、性能の出方が大きく変わります。西山金属ではステライトに限らず、トリバロイやコルモノイ、チタン合金、アルミブロンズなど多様な素材を扱い、使用環境や顧客の要求に応じて最適な素材選定を行っています。

「他ではできないと言われて持ち込まれるような、難しくて複雑な案件は結構好きですね」と、西山氏は言います。その言葉にも表れる、困難な課題にも前向きに対応する社風も、同社の強みであります。

Image

実際の作業の様子:ステライトの溶接を熟知した職人が対応

 

 図面なしからの復元、そして「まるごと一貫対応」

溶接という工法の特性上、熱が加わることで金属が変形してしまうため、形状や寸法の再現は非常に困難です。しかし、肉盛溶接に特化し溶接を知り尽くした西山金属であれば、自社のノウハウを駆使して、事前に変形を考慮した溶接が可能です。

同社では開発段階からサポートに入り、長寿命を叶える設計アドバイスも行っています。図面がない部品でも、現物を基に図面を起こすリバースエンジニアリングに対応しています。

設備体制も万全です。ガス溶接だけでなく、PTA(粉体プラズマ自動溶接装置)や多関節溶接ロボット、粉末式フレーム溶射など多彩な設備を取り揃え、手のひらサイズから、最大で直径2000mm、長さ7000mm、重さ3トンほどの大型部品まで対応。職人技による高品質で複雑な溶接と、自動化設備による品質ムラのない均一な溶接の両方を提供し、最適な方法を提案しています。

硬化肉盛を行った部位は難削材ですが、豊富な機械加工の経験によって確かな寸法精度を確保できるそう。またミルシートやWPQR/WPS(溶接方法試験承認報告書及び仕様書)、第三者機関の証明書の要望があれば、しっかりと対応しています。前工程から後工程まで、まるごと一貫対応できるところも頼りになります。

Image


⁠加工事例:(左)スクリュー(
サイズφ100×2500、材質:SCM + コルモノイ#6)、
(右)ダスト・リング(サイズφ300×100、材質:S45C + ステライトNo.1 +ステライトNo.12)

 

知っていただき、お役に立ちたい

機械は使えば摩耗するものです。しかし、高耐久・高寿命な設備であれば機械を停めずに生産を続けることができ、万が一摩耗しても、最小限のコストと手間で補修できればリスクは抑えられます。「使い捨てではなく、より長く、よりミニマムに大事に使う」。それがこれからのグローバルスタンダードではないでしょうか。

「当社の技術が生かせる場所は、他にもまだまだあるはずだと考えています。より多くの方に当社のことや、ハードフェイシング、肉盛溶接という技術を知ってもらい、お役に立てたらうれしいです。摩耗でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください」と、西山氏。

長寿命化や部品の再生に行き詰まったときは、日本の製造業のサステナブルな未来を支える西山金属の技術を、ぜひ頼ってみてはいかがでしょうか。

Image

社屋


Image

関連リンク:
⁠西山金属

PlaBase
PlaBase編集部
PlaBase[プラベース]

これまでカタログや材料メーカー各社のホームページ内に散在していた樹脂(プラスチック)成形材料の情報をPlaBaseに集約しました。 メーカー・樹脂名・物性値など多様な検索方法によって、お客様の目的に合った樹脂成形材料のデータを探し出すことができます。